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新UI、大型ディスプレイ搭載のオシロスコープローデ・シュワルツ R&S RTP

ローデ・シュワルツは、同社のオシロスコープ「R&S RTP」の新世代品を発売した。従来モデルより大型で明るいフルHDの13.3インチタッチスクリーンを採用したほか、機能強化したUIにより、直感的な操作が可能となっている。

» 2022年06月28日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 ローデ・シュワルツは2022年6月、同社オシロスコープ「R&S RTP」の新世代品を発売した。4G〜16GHzの異なる帯域幅に対応した5モデルを用意。4G〜13GHzのモデルも、帯域幅16GHzまでアップグレード可能だ。

オシロスコープ「R&S RTP」の新モデル 出所:ローデ・シュワルツ

 従来モデルより大型で明るい、フルHDの13.3インチタッチスクリーンを採用。UI(ユーザーインタフェース)の機能も強化し、直感的な操作に対応するフロントパネルで迅速に測定時の設定ができる。設定の切り替えや変更と同時に、波形の表示も可能だ。最大サンプルレートは40Gサンプル/秒となる。

波形捕捉速度は75万波形/秒

 波形取り込みと処理に特化したASICにより、波形捕捉速度は75万波形/秒となった。チャンネルあたりの標準レコード長は100Mポイントに拡大。オプションで最大3Gポイントへのアップグレードにも対応する。

 16Gビット/秒のクロックデータリカバリーを備えており、リアルタイムアイダイアグラムを用いてシリアル通信インタフェースを長時間モニタリングできる。新オプションの「R&S RTP-K136」「R&S RTP-K137」では、それぞれ最大8Gビット/秒、16Gビット/秒のデータ速度で得たデータストリームにおいて、ビットシーケンスのアイ解析に対応する。

 また、ユーザー定義の演算オプション「R&S RTP-K39」を用意した。同オプションを用いることで、Pythonスクリプトにより複雑な計算を実施し、結果を演算シグナルとしてオシロスコープに表示できるため、データ解析の幅が広がる。

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