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1.25Gビット/秒の通信用光トランシーバー浜松ホトニクス P16671-01AS

浜松ホトニクスは、POFやHPCF、大口径石英ファイバーに対応した通信用光トランシーバー「P16671-01AS」を開発した。データ伝送速度は、同社従来品の最大150Mビット/秒から最大1.25Gビット/秒に向上している。

» 2023年03月03日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 浜松ホトニクスは2023年2月、プラスチック光ファイバー(POF)やハードプラスチッククラッドファイバー(HPCF)、大口径石英ファイバーに対応した通信用光トランシーバー「P16671-01AS」を発表した。価格は8525円(税込)で、既にサンプルを出荷中。月当たりの販売数は、初年度で1万個、3年後で10万個を目標としている。

1.25Gビット/秒の通信用光トランシーバー「P16671-01AS」 1.25Gビット/秒の通信用光トランシーバー「P16671-01AS」 出所:浜松ホトニクス

 P16671-01ASは、光ファイバーを接続するためのレンズとコネクター機構、光送信機、光受信機を一体化している。垂直共振器面発光レーザー(VCSEL)を採用し、データ伝送速度が同社従来品の最大150Mビット/秒から最大1.25Gビット/秒に向上。また、安定した動作を確保するため、VCSELの光出力を補正するドライバーICも搭載している。

「P16671-01AS」を用いた光ファイバー通信のイメージ 「P16671-01AS」を用いた光ファイバー通信のイメージ 出所:浜松ホトニクス

伝送距離が最長100m

 標準規格対応の光コネクター形状により、POF、HPCF、大口径石英ファイバーに対応する。1.25Gビット/秒での通信可能距離は、POFが2m、HPCFが10m、大口径石英ファイバーが100mとなる。

光ファイバーの口径比較 光ファイバーの口径比較 出所:浜松ホトニクス

 サイズは28.0mm×19.1mm×10.7mmで、−10〜+70℃の温度範囲で動作する。中心発光波長は850nm。コネクターは、F07およびPNに対応する。POFを用いた医療機器の画像や動画伝送、半導体製造装置、理化学機器、計測機器内での短距離基板間通信、HPCFおよび大口径石英ファイバーを用いた機器間の中長距離通信などに適する。

利用イメージ 利用イメージ 出所:浜松ホトニクス

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