Si×SiCでコストパフォーマンス向上 EV向けパワーモジュール:インフィニオン HybridPACK Drive G2 Fusion
インフィニオン テクノロジーズは、SiとSiCを組み合わせた、電気自動車向けパワーモジュール「HybridPACK Drive G2 Fusion」を発表した。SiCとSiを統合したことで、フルSiCソリューションよりもコストパフォーマンスに優れる。
インフィニオン テクノロジーズは2024年10月、シリコン(Si)と炭化ケイ素(SiC)を組み合わせた、電気自動車(EV)向けパワーモジュール「HybridPACK Drive G2 Fusion」を発表した。SiCとSiを統合したことで、フルSiCソリューションよりもコストパフォーマンスに優れる。
電気自動車向けパワーモジュール「HybridPACK Drive G2 Fusion」 出所:インフィニオン テクノロジーズ
HybridPACK Drive G2 Fusionは、750Vクラスで最大220kWまで対応し、動作温度範囲は−40〜+175℃だ。
SiCは高熱伝導率で、高いブレークダウン電圧と高速スイッチング特性を有するが、Siベースのパワーモジュールよりも高価格だ。同モジュールではSiを組み合わせることで車両1台当たりのSiC使用量を減らし、システムコストを抑えつつ車両の性能とエネルギー効率を維持できるという。
同社独自の「CoolSiC」テクノロジーと次世代のチップ技術「Si IGBT EDT3」を採用し、シングルまたはデュアルゲートドライバーを使用できる。これによって、フルSiまたはフルSiCベースのインバーターからフュージョンインバーターへの再設計を容易にしている。
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- 低電流領域のSBD内蔵SiC-MOSFETモジュール
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- 200以上のオプションを選択できる、プレスフィット端子パワーモジュール
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