電源電圧の値で割り込みを発生させることができる機能がプログラム可能な電圧検出器(PVD)です。
ユーザーが電源制御レジスタを設定します。すると、電源電圧が設定値に達すると割り込みが発生します。PORやPDRやBORではマイコンがリセットされてしまいますが、PVDの場合は割り込みであるため、サービスルーチンで緊急停止処理などを行うことができます。また、ソフトウェアで有効化/無効化ができます(図5)
定電圧源は電源電圧だけでなくさまざまな電圧の監視ができる便利な機能です。STM32L4シリーズでは内部基準電圧(VREFINT)として搭載されています。VREFINTは次のような機能に使えます。
これらの機能の詳細は、STM32L4シリーズのリファレンスマニュアルを参照してください。
また、内部基準電圧を使ってA-Dコンバーターの電源電圧をチェックする方法は、「Q&Aで学ぶマイコン講座(53):電源の電圧をマイコン内蔵A-Dコンバーターで測定する裏技」を参照してください。
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