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電圧監視の信頼性を向上、SENSE端子付きボルテージディテクタセイコーインスツル S-1910xシリーズ

セイコーインスツル(SII)の「S-1910xシリーズ」は、SENSE端子付きボルテージディテクタである。自動車向けIC品質規格「AEC-Q100」に対応予定で、カーナビゲーションやカーオーディオなどに実装されたICに供給される電圧監視やCPUリセットなどの用途に向ける。

» 2014年06月10日 14時00分 公開
[EDN Japan]

 セイコーインスツル(SII)は2014年6月、SENSE端子付きボルテージディテクタ「S-1910xシリーズ」を発売した。自動車向けIC品質規格「AEC-Q100」に対応予定で、カーナビゲーションやカーオーディオなどに実装されたICに供給される電圧監視やCPUリセットなどの用途に向ける。

 S-1910xシリーズは、回路基板上のマイクロコントローラやICなどに供給される電圧を監視して、電圧が一定以下となった場合にはリセット信号を出力し、マイクロコントローラなどの誤動作を防止するためのICである。S-1910xシリーズは電源端子とは別に、電圧を検出するための入力端子「SENSE端子」を備えている。このため、SENSE端子の電圧が「0V」に低下しても、IC自体はリセット信号を安定して出力することができるという。

S-1910xシリーズの接続例と外観

 S-1910xシリーズの動作温度範囲は−40〜105℃、動作電圧範囲は0.95〜10.0V、消費電流は500nAと低い。検出できる電圧は1.2〜5.0Vの範囲で0.1V単位である。外付けで分割抵抗やダイオードを用いれば、検出範囲を変更することができる。パッケージは外形寸法が2.9×2.8×1.3mmのSOT-23-5で供給する。サンプル価格は200円。

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