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DoE規制に対応した1次側制御スイッチング電源用ICパワー・インテグレーションズ LinkSwitch-4ファミリー

パワー・インテグレーションズは、CV/CC1次側制御スイッチング電源用ICの「LinkSwitch-4ファミリー」を発表した。適応型エミッタ・スイッチ・ドライブ技術により、電力変換効率を大幅に改善した。

» 2015年02月12日 12時20分 公開
[EDN Japan]

 パワー・インテグレーションズ(POWI)は2015年1月、CV/CC1次側制御(PSR)スイッチング電源用ICの「LinkSwitch-4ファミリー」を発表した。米エネルギー省(DoE)と欧州行動規範(CoC)の効率規制に適合し、スマートフォンやポータブル・オーディオ機器の充電器などの用途に対応する。

 LinkSwitch-4は、バイポーラ・トランジスタ・スイッチ(BJT)用の高度な適応型エミッタ・スイッチ・ドライブ技術を採用し、電力変換効率を大幅に改善した。また、BJTに伴う2次ブレークダウンを解消する他、電流増幅率の変動に対する影響も軽減し、低コストのBJTを安全に使用できる。

30mW未満の無負荷時待機電力

 さらに、疑似共振スイッチング回路に基づくマルチモードのPWM/PFMコントローラーを組み込むことで、230V AC入力時に30mW未満の無負荷時待機電力を可能にした。動作周波数は最大65kHzで、最小ピーク電流を固定することで負荷過渡応答を改善している。

新製品のイメージ

 パッケージはSOT-23-6およびSO-8で、1万個ロット時の単価は0.16〜0.25米ドル。1.5〜2Aの高電流スマートフォン充電器にも対応し、2次側にショットキー・ダイオードを使用することで、新たなDoE規制であるDoE-6の要件を超える性能を備えた。

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