高速信号に対応する超低消費電力汎用リドライバ:ザインエレ THCX422R10
ザインエレクトロニクスは、20Gビット/秒の高速信号に対応する低消費電力汎用リドライバ「THCX422R10」を発表した。USB3.2の最新規格に対応し、伝送路に挿入するだけで信号の品質を改善する。
ザインエレクトロニクスは2018年8月、20Gビット/秒(bps)の高速信号に対応する低消費電力汎用リドライバ「THCX422R10」を発表した。パッケージは3.5×9mmの42ピンQFNを採用し、10GbpsのCML採用高速伝送インタフェースに対応する4チャンネルのシグナルコンディショニング機能を搭載。伝送路に挿入するだけで、信号品質を改善する。サンプル出荷は同年9月を予定する。
汎用リドライバ「THCX422R10」
THCX422R10は、USB3.2の最新規格に対応し、USB Type-Cコネクターと同ケーブルを流れる高速信号の品質を高める。また、同リドライバ1チップで、Thunderboltの10Gbps×2チャンネルのシグナルインテグリティも確保できる。
イコライザーのゲイン設定は、外部ピンで16段階切り替える仕様となっており、入力波形のゲイン補正量を細かく調整できる。受信側イコライザー機能は、5GHzにおいて最大+14.8dBだ。
3.3V単一電源で動作し、4つの動作モードを用意する。インタフェースの動作状況に合わせて適切な動作モードへ切り替えることで、消費電力を大幅に抑える。
主な用途は、PCやモバイルをはじめ、左右両眼各4Kの高解像度によるAR(拡張現実)、VR(仮想現実)、MR(複合現実)などの伝送ニーズに対応する。また、長距離伝送やより細くフレキシブルなケーブルでの伝送、安価なケーブルでの伝送などにも対応する。
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