イーサネットテストツール向けL1解析アダプター:テレダイン・レクロイ HSF-TPL1-100-X
テレダイン・レクロイは、同社のテストツール「SierraNet M648」用に100ギガビットイーサネットのレイヤー1解析用アダプター「HSF-TPL1-100-X」を発表した。レイヤー1のオートネゴシエーションとリンクトレーニングの補足分析精度が向上する。
テレダイン・レクロイは2022年3月、同社のテストツール「SierraNet M648」向けに、100ギガビットイーサネット(GbE)レイヤー1解析用アダプター「HSF-TPL1-100-X」を発表した。
100GbE L1解析用アダプター「HSF-TPL1-100-X」 出所:テレダイン・レクロイ
SierraNet M648は、高速ストレージや通信ファブリック向けに、従来のNRZ(Non-Return to Zero)とPAM4を利用して、イーサネットやファイバーチャネルリンクの検査と変更をサポートする、テストおよび測定ツールだ。
HSF-TPL1-100-Xは、USB-C電源アダプターを備えた自己完結型のモジュールユニット。光または銅ケーブルに対応し、100Gアダプターを2台同時に利用できる。
同アダプターをSierraNet M648に追加することで、IEEE802.3ckベースの100GbE PAM4イーサネットリンクに対応できるようになり、レイヤー1のオートネゴシエーションとリンクトレーニングの補足および分析の精度が向上する。
近年、AI(人工知能)やML(機械学習)といったデータ駆動型技術における、ネットワーク帯域幅とスループットの向上に伴い、信号速度が上がっても高品質の受信信号を得るために送信パラメータの最適化が必要となっている。
SierraNet M648とHSF-TPL1-100-Xを組み合わせることで、リンク層の分析機能が向上し、最適な通信速度を決定できる。スイッチ、ネットワークインタフェースカード、サーバ、ネットワーク接続ストレージ(NAS)などの主要なファブリックコンポーネント間のリンク相互運用性の問題に対処する。
- 信号の生成と取得が同時にできるテスト用機器
スペクトラム・インスツルメンテ−ションは、マルチチャンネル型の任意波形発生器とデジタイザを搭載したポータブル測定プラットフォーム「hybridNETBOX」の提供を開始した。信号の生成と取得が同時に可能だ。
- PCIe5.0 対応EDSFFインターポーザー
テレダイン・レクロイは、PCIExpress 5.0に対応した、プロトコルアナライザー向けEDSFFインターポーザーを発売した。EDSFFタイプのSSDおよびデバイスに対応している。
- 価格を抑えた2チャンネル任意波形発生器
テレダイン・ジャパンは、テストツールの任意波形発生器「T3AFG」シリーズに、デュアルチャンネルの「T3AFG30」「T3AFG60」を追加した。出力周波数は、T3AFG30が30MHz、T3AFG60が60MHzだ。
- 15.6インチディスプレイ搭載オシロスコープ
テレダイン・レクロイは、オシロスコープの新機種「HDO6000B」シリーズを発表した。15.6インチ、1920×1080ピクセルの高解像度ワイドスクリーンディスプレイを搭載するほか、4K外部モニターにも対応する。
- 車載イーサネットのコンプラ試験ソフトウェア
テレダイン・ジャパンは、車載イーサネットのコンプライアンス試験自動化ソフトウェアに「QPHY-10Base-T1S」「QPHY-100Base-T1」「QPHY-100Base-T1-TDR」「QPHY-1000Base-T1-TDR」を追加し、車載イーサネットの各規格に対応した。
- M-PHY Gear 5対応アナライザー/エクササイザー
テレダイン・ジャパンは、M-PHY Gear 5およびUFS 4.0などに対応可能なプロトコルアナライザー/エクササイザー「Eclipse M52」を発表した。各種検証や規格適合試験、規格批准試験などが可能となっている。
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