可視光、近赤外用光スペクトラムアナライザー:横河計測 AQ6373E、AQ6374E
横河計測は、可視光および近赤外用光スペクトラムアナライザー「AQ6373E」「AQ6374E」を発売した。現行の「AQ6373B」「AQ6374」の後継機種で、研究開発や生産テストでのタスク高速化に向けたアプリケーションモードを追加した。
横河計測は2023年7月、可視光および近赤外用光スペクトラムアナライザー「AQ6373E」「AQ6374E」を発売した。現行の「AQ6373B」「AQ6374」の後継機種で、研究開発や生産テストでのタスク高速化に向けたアプリケーション(APP)モードを追加した。
AQ6373Eの測定波長範囲は350nm〜1200nmで、可視光領域の測定に適する。標準モデルに加え、レーザー評価に適した高分解能モデル、生産ライン向けのリミテッドモデルの3種をそろえる。
スペクトラムアナライザー「AQ6373E」 出所:横河計測
AQ6374Eは、測定波長範囲が350nm〜1750nmで、可視光から通信波長をカバーする広帯域モデルとなる。レーザーなどの発光デバイスの評価や光ファイバーの特性評価に利用できる。
スペクトラムアナライザー「AQ6374E」 出所:横河計測
両機種とも、測定対象デバイスに固有のテストアプリを提供する、APPモードを備える。測定条件の設定から解析結果の出力まで、一連の操作をナビゲートする。大型の液晶タッチパネルを新たに採用し、直感的かつ容易な操作が可能だ。
波長確度は±0.05nm、レベル範囲は+20〜−80dBm、ダイナミックレンジは60dB。波長分解能設定は、AQ6373Eが0.01〜10nm(モデルにより異なる)、AQ6374Eが0.05nm〜10nmとなっている。
- スペアナ向けのパルス光測定ソフトを発売
アンリツは、同社の光スペクトラムアナライザー「MS9740B」向けのパルス光測定ソフトウェアオプション「MS9740B-020」の販売を開始した。トリガー信号なしで周期的なパルス光を測定し、スペクトル特性を短時間で評価できる。
- 雑音レベルが低減した位相雑音アナライザー
ローデ・シュワルツは、位相雑音アナライザー「R&S FSWP」「R&S FSPN」をアップグレードした。DC電源の雑音レベルが減少したほか、ディスプレイの色彩強度や機能などが向上している。
- PHY技術をUSB4信号に拡張、テレダイン
テレダイン・ジャパンは、PHY技術「CrossSyncPHY」をUSB Type-Cコネクター上のUSB4信号に拡張する。USB-CのPHY層とプロトコルロジック層を同時に評価可能になる。
- SiC採用、車載向けEヒューズデモンストレーター
マイクロチップ・テクノロジーは、SiCを用いたEヒューズデモンストレーターボードを発表した。400〜800Vのバッテリーシステムをサポートし、最大30Aの電流定格を有していて、6種をラインアップにそろえている。
- AC-DCハイボルテージディバイダー
日置電機は、AC-DCハイボルテージディバイダー「VT1005」の販売を開始する。最大5000Vの電圧を分圧し、パワーアナライザーに出力するもので、インバーター出力側の電力に含まれる各成分を捕捉できる。
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