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新世代のVCSEL採用、8×8マルチゾーン対応ToF測距センサーSTマイクロ VL53L8CX

STマイクロエレクトロニクスは、最新世代の8×8マルチゾーン対応ToF測距センサー「VL53L8CX」を発表した。従来品に比べて、測距性能の向上、周辺光耐性の向上、低消費電力化などを図った。

» 2024年01月23日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 STマイクロエレクトロニクスは2023年12月、最新世代の8×8マルチゾーン対応ToF(Time-of-Flight)測距センサー「VL53L8CX」を発表した。既に入手可能で、1000個購入時の単価は約3.60米ドル(約520円)だ。

ToF測距センサー「VL53L8CX」 ToF測距センサー「VL53L8CX」 出所:STマイクロエレクトロニクス

 VL53L8CXは、新世代のVCSEL(面発光レーザー)などにより、測距性能が向上している。同社の従来品「VL53L5CX」に比べ、周辺光からの干渉に対する耐性が向上し、日中の光で最大検出範囲が170cmから285cmに拡大した。消費電力は、低消費電力モードで4.5mWから1.6mWに低減している。

8×8のマルチゾーン検出技術で均一な感度と高確度測距に対応

 8×8のマルチゾーン検出技術により、視野角全体にわたって均一な感度と高確度の測距に対応。周辺光下でも優れた測距性能を発揮する。64ゾーンの深度測定機能を用いて複数の対象物を検出して追跡し、対角65度の視野(FoV)で最大4mまで正確に測距できる。

 また、周辺光耐性に優れ、システム起動やユーザー検知において、機器の応答の安定性向上や高速化に寄与する。ターンキージェスチャー認識ソフトウェア「STSW-IMG035」や開発ツール「Gesture EVK」を含む同社の「STGesture」プラットフォームとして、再現性に優れたジェスチャー操作に求められる高精度を達成する。

 主な用途は、ロボット掃除機などの可動ロボット、カメラのオートフォーカス、ビデオやプロジェクター用のキーストーン補正などを見込む。これらに加え、産業用の大型貯蔵庫にあるビンやコンテナ、サイロ、液面検知を含むタンクの内容物のモニタリングなどにも適している。

 パッケージは、6.4×3.0×1.75mmのリードレスパッケージを採用した。機能拡張ボード「X-NUCLEO-53L8A1」やブレークアウトボード「SATEL-VL53L8」を含む開発エコシステムも提供している。

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