ラピスセミコンダクタは、Raspberry Piに接続可能な920MHz帯無線通信用の無線モジュール「Lazurite Pi Gateway」を発売した。920MHz帯無線通信とインターネット回線のゲートウェイを容易に作製できる。
ラピスセミコンダクタは2015年9月、Raspberry Piに接続可能な920MHz帯無線通信用の無線モジュール「Lazurite Pi Gateway」を発売した。コネクタ基板とローム製のモジュール「BP3596A」で構成され、Raspberry Piに接続することで、920MHz帯無線通信とインターネット回線のゲートウェイを容易に作製できる。
Lazurite Pi Gatewayは、Raspberry Piに接続可能なWi-Fi、3G、LTE、イーサネットを使用し、インターネット回線でセンサーノードのデータをサーバへ送ることができる。Lazurite Sub-GHzをセンサーノードに設定すれば、環境/インフラ向けIoTシステムが簡単に実現できるという。また、リアルタイムクロックと2次電池の搭載により、オフラインでも正確な時刻で動作する。
ソフトウェアは、ドライバとアプリケーションで構成され、アプリケーション側は、RubyとPythonで書かれたサンプルソフトが2種類公開されている。サンプルソフトを使用すれば、データの加工やサーバへのデータ保存など、用途に合ったプログラムを簡単に変更、追加できるという。
販売は、アールエスコンポーネンツ、チップワンストップ、コアスタッフの3社が担当。回路図、基板レイアウトはラピスのWebサイト上で公開している。ドライバソフトウェア、アプリケーションソフトは、同社の専用サイトからダウンロードができる。
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