5つ目の課題は、「Type-C Alt Modeによる異なるコネクタの採用」である。例えば、DP(DisplayPort) Alt Modeの場合、USB Type-Cコネクタ側の特性インピーダンスは85Ωで、DP/mDPコネクタ側の特性インピーダンスは100Ωとなり、ケーブル両端でインピーダンスが異なる。
差動ポートを両方とも100Ωに設定した場合と、85Ωと100Ωに設定した場合、インピーダンス不整合により、数デシベルの差が生じた。Type-C Alt Modeのように、ケーブル両端の特性インピーダンスが異なる場合、ネットワークアナライザの基準インピーダンスを正しく設定して測定することに注意しなければならない。