Maxim Integrated Productsの「Pmod対応プラグインペリフェラルモジュール」は、Digilentが定める「Pmod」規格のインタフェースを備えており、同規格に準拠した各社のFPGAボード/マイコンボードと組み合わせて使える。アナログ/ミックスドシグナルの異なる機能の15品種をラインアップした。
Maxim Integrated Productsは2012年7月、FPGAボード/マイコンボードに接続して使う、アナログ/ミックスドシグナル周辺機能の拡張モジュール群「Pmod対応プラグインペリフェラルモジュール」を発売した。ボードメーカーである米国のDigilentが定める入出力インタフェース規格「Pmod」規格に準拠しており、同規格に対応するボードならメーカーや品種を問わずに組み合わせて利用可能だ。A-D変換器やD-A変換器、ポテンショメーター、温度センサーなど、機能が異なる15品種を用意した。FPGAやマイコンを搭載する各種組み込み機器のプロトタイピングなどに使える。
Maximは、これらのモジュールに、各社が供給するFPGA評価ボードに合わせたサンプルソフトウェアとFPGAコンフィギュレーション用ファイルも同梱して提供する。そのため、「ユーザーは短時間でプロトタイピング環境を構築できる」(同社)という。
対応するFPGA評価ボードは現在のところ3つ。そのうち2つは、Digilentが供給する「Nexys 3」と技術商社のAvnet(アヴネット)が供給する「Avnet Spartan-6 LX9 MicroBoard」で、いずれもXilinx製45nm FPGA「Spartan-6」が実装されている。残りの1つは、AvnetとDigilent、Xilinxの3社が共同で開発した「ZedBoard(ゼドボード)」で、これにはXilinxのARMコア混載28nm FPGA「Zynq(ジンク)」が搭載されている。
Maximが提供する15品種のモジュールそれぞれの機能と型名は以下の通り。
これら全15モジュールを1個ずつセットにした「アナログエッセンシャルコレクション」も用意した。価格は89.95米ドルである。
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