東光と村田製作所が共同開発した「DFES」は、160808サイズの小型低背メタルアロイパワーインダクタである。スマートフォンやウェアラブル機器などの電源回路に向ける。
東光と村田製作所は2014年8月、160808(1.6×0.8×0.8mm)サイズのメタルアロイパワーインダクタ「DFES」を共同で開発した。小型・薄型化、高機能化が進むスマートフォンやウェアラブル機器などの電源回路に向ける。
DFESは、東光が強みとする巻き線技術とメタル素材技術、村田製作所が得意とする微細加工技術とチップ部品の生産技術を融合して開発した。巻線メタルアロイパワーインダクタとしては、1.6×0.8×0.8mmと小型化を実現するとともに、独自の金属磁性材料技術により、インダクタンスは0.47μH、直流抵抗は50mΩ、直流重畳許容電流は3.0Aの特性を実現している。量産開始は2014年第4四半期(10〜12月)を予定している。
両社では今後、201208サイズなど形状の異なる製品についても、順次ラインアップしていく計画である。
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