Microchip Technology(マイクロチップ テクノロジー)は2014年10月22日、マイコン内蔵アナログ電源コントローラ「MCP19118」と「MCP19119」を発表した。最大40Vまでの同期降圧型DC-DCコンバータのPWM制御が行える。
Microchip Technology(マイクロチップ テクノロジー)は2014年10月22日、マイコン内蔵アナログ電源コントローラ「MCP19118」と「MCP19119」を発表した。最大40Vまでの同期降圧型DC-DCコンバータのPWM制御が行える。同日から量産出荷を開始し、バッテリー充電、LED駆動、USB Power Delivery、POL電源、車載電源などの電力変換アプリケーションに向ける。
新製品は、電源監視用MCUとして「8ビット PIC MCU」を搭載し、スイッチング周波数、電流制限、電圧設定ポイントなどを書き込みコマンドをレジスタに発行することで変更できる。スイッチング周波数の変更は100k〜1.6MHzの範囲に対応。起動動作のシーケンシング、フォルト/低電圧条件/ブラウンアウト条件のインテリジェントな管理、ハウスキーピング機能の実行、負荷要件に応じた電力出力の調整(バッテリー充電またはUSBポートパワー)、モジュールの外部インタフェースの支援(信号の監視やシステムへの信号の供給など)も行える。
外部とのデータ通信は、カスタマイズされたSMBusやPMBus互換のコマンドを使ってI2Cインタフェースを介して行える。その他、リニアレギュレータ、PWMジェネレータ、A-Dコンバータ、MOSFETドライバ、アナログエラーアンプ、制御ループ補償回路を搭載し、電源システムを小型化できるという。
MCP19118は、4x4mmサイズの24ピンQFNパッケージ品であり、MCP19119は5x5mmサイズ28ピンQFNパッケージ品となっている。
同社は、両製品のプログラミング支援ソフトウェアツールとして、「MPLAB X IDE」の「MCP19111 Design Analyzer」と「MCP19111グラフィカル ユーザ インターフェイス プラグイン」を提供している。
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