IGBTのゲートドライバボード「TD-BD-IGGD05K」は、耐圧1700VのIGBTを2個同時に駆動可能。98.5×124mmのボード1枚で構成されており、小型である。
東京エレクトロン デバイス(TED)は、2012年7月、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)に向けた汎用のゲートドライバボード「TD-BD-IGGD05K」を発売した。太陽光発電や風力発電、燃料電池などのインバータやパワーコンディショナに内蔵するIGBTの制御に向く。
別途用意したDSPボートからPWM制御信号を受け、IGBTモジュールを駆動する。最大1700V、1200AのIGBTに対応し、2個のIGBTのゲートを同時に制御できる。
TD-BD-IGGD05Kの寸法は98.5×124mm。入力電圧は15〜24V。サージに対する絶縁耐圧は5000V(60秒)。UVLO(電圧低下時ロックアウト機能)を備える。保護回路として、短絡保護の他、IGBTのソフトターンオフとフォルトリセット自動復帰機能を備える。
既にサンプル出荷を開始している。サンプル価格は1万円。同時に、基板2枚構成で対サージ絶縁耐圧が1万2000Vの「TD-BD-IGGD12K」もサンプル出荷を始めた。
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